生活習慣病は生活習慣で良くなります

今回、ご紹介する本は

マキノ出版

「パンと牛乳は今すぐやめなさい!」

3週間で体が生まれ変わる─

 

葉子クリニック院長 内山葉子著

帯にある文章は「パンは腸と脳をこわす!牛乳は骨と血管を弱くする!乳がん患者はパンと牛乳が大好き」とあり、続いて生まれ変わった状態が書かれていて「内臓脂肪が激減!アトピー、鼻炎が改善!子宮筋腫、卵巣嚢腫が縮小!子供が勉強に集中できる」と煽り気味のキャッチコピーですが、内容はお医者様らしい落ち着いた説得力のある文章です。

先生は患者さんに食事指導を続けていくなかで、パンと牛乳を止めてもらうことで、病気が劇的に治ったり、改善したりする実例を数多く見てきたのです。しかし一般的には「体調が良くないからパンと牛乳は止めよう」と考える人はほとんどいないと思います。これが、この本を書かれた内山先生の主な動機で、この単純な事実が社会常識になれば、病気や不調に苦しむ人がかなり少なくなると確信していらっしゃいます。

実際、食べ物が健康に大きな影響があることに異論のある方は皆無でしょう。しかし日常的に普通に食べられているものが、体に害があるというのはにわかには信じがたいことです。しかし、内山先生の臨床例ではパンと牛乳を止めるだけで、驚くべき効果が現れています。

以下、軽減改善する主な病気を列挙します。

・アレルギー疾患(ぜんそく等)

・免疫性疾患(慢性関節リウマチ等)

・神経疾患(アルツハイマー、パーキンソン病等)

・腸疾患(過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎等)

・生殖器疾患(子宮内膜症、不妊症等)

 

・悪性腫瘍(乳がん、前立腺がん)

内山先生は医療現場で日々患者さんと向き合っていらっしゃるお医者様なので、説得力があり分かり易い本です。見出しと、まとめだけ読んでも内容の重要さが分かりますので、第一章のみですが、見出しと、まとめを紹介します。

「パンと牛乳」という大きな問題が見逃されている

・体調不良の原因としてパンと牛乳が見逃されている

・パンと牛乳を少しの間やめるだけで、症状が改善する例は非常に多い

◎小麦製品の中でもとくに悪いのがパン

・小麦の害─パスタなどの麺類に共通する害

・パン特有の害─含まれる添加物や高温で焼くことなどによる害(全てのパン)

◎牛乳の最大の問題点「体にいい」という思い込み

・乳製品の中でも、まず牛乳をやめるべき

・ヨーグルトで体調が悪くなる人がいる

◎数十年前に気づいた牛乳と不調の関係

・腎臓の病気を治すため、できるだけ薬に頼らない方法を探した

・以前から患者さんには牛乳、乳製品をやめるよう伝えていた

◎自閉症の劇的な改善を目の当たりにした

・発達障害は小麦や牛乳と深く関連しているという認識は海外では普通

・パンと牛乳は、腸にダメージを与え酵素の働きを阻害する

◎パンと牛乳をやめたら自傷行為や異常行動がおさまった

・子供は、パンと牛乳をやめた効果が出やすい

・授業中の眠気がへり、授業の理解度が高まる

◎疲れ、肥満、腸トラブル、うつ、湿疹なども改善

・大人の場合小麦製品と乳製品全般をやめるのは難しい

・総合的に考えると、パンと牛乳をやめることで多くの人に劇的な反応が現れる

◎乳がんの発症にも関係すると今注目

・乳がんは乳製品との関係が注目されている

 まず、3週間はパンと牛乳をやめるだけでも改善が期待できる。

・パンと牛乳はときどき楽しむ程度にするのがよい

 

いかがでしょうか?何も悪いものは食べていないつもりでも、知らず知らずのうちに病気を育てているかもしれないのです。健康を維持するには、考えること、知ることが必要なんですね。

 

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担当者 柿本 親一郎