認知症で対応の難しい方も、結構いらっしゃいます。そういう方の場合、こちらで心掛けている重要な2点をご紹介します。
●話の内容を否定しない
話の内容が事実と違う場合も、論理的におかしくても肯定します。一般社会の中では、事実と論理の整合性に縛られているので、これは結構心理的に抵抗があります。積極的に肯定する必要はありませんが、思い込みを否定したり、論理の破綻を指摘したりするのは禁物です。
ただし、ケースバイケースなのは勿論です。
●強くコントロールしようとしない
これは普通の人でも不愉快でしょう。命令口調、手を引っ張る、肩を押すなど厳禁です。行動を促す場合は、根気よくお願いして、自発的な気持ちになっていただくしかありません。